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魂抜き(たましいぬき)について

仏壇仕舞いや墓仕舞いなどで必要な仏事の一つに、魂抜き(たましいぬき)お性根抜き(おしょうねぬき)という儀式があるのをご存知でしょうか?仏教のほとんどの宗派では、お仏壇やお墓に、ご先祖様の魂・霊が宿っていると考えられているため、お坊さまに、お経を上げてもらい、その魂を抜いてから処分をしなければならないとされています。私たちがご依頼を受ける「生前整理」「遺品整理」でも、高齢化や家庭事情・継承者がいないなどの理由で、お仏壇をやむなく手放したり、処分をされるお客さまが増えてきました。お仏壇やお墓を手放すことは、とても残念なことですが、仏教上の作法にのっとり進めることで、「心のけじめになった!」とお客さま自身が気持ちを整理され、肩の荷を降ろされているようです。ご先祖様への感謝の気持ちさえあれば、どこにいても、どんな形でも、手を合わせることが、供養に繋がると信じています。